072月/19

空き家を民泊やカフェで再生

 福島第一原発事故の影響で避難を余儀なくされた地域がありました。その避難指示が解除され、空き家や倉庫を使って民泊やカフェ、イベントなどに活用する動きが盛んになっているそうです。2019年2月2日付『毎日新聞』夕刊(東京本社版)社会面で報じています。

 記事によると、稲作体験イベントやゲストハウス、カフェなどに活用されているそうです。使われるのは民家だけではありません。倉庫や保育所だった建物も転用されています。空いていたからこそ何にでも使えるわけで、ここが知恵の出しどころかもしれません。使われることで地域の活性化に一役買うこともできます。放置しておくのが最も残念な使い方と言っていいでしょうね。

1211月/18

古民家が注目を集めている

 空き家だった古民家への注目度が高まってます。この潮流は当面続くでしょう。なぜなら、若い世代が中心の動きだからです。高度経済成長の時代を生きた世代と異なり、今の時代はワークライフバランスを重視します。「仕事一筋」とか「24時間闘う」という価値観ではなく、仕事も大事だけど私生活も大切だという考え方と生き方です。このような考え方と生き方をする人はもっと増えていくでしょう。

 右肩上がりの時代は終わり、仕事と個人の時間のバランスを意識して個人の時間を豊かにすごそうという価値観は、地方の空き家を改装して暮らすという動きにつながっているに違いありません。

 これまで地方で空き家だった家屋には魅力のあるものが多く、リフォームして暮らしたいと今の若い世代は思うわけです。リフォーウなら費用が安く済むのも魅力です。

 ということは、です。いま空き家をお持ちの場合、少なくとも最低限の維持管理をしておくべきだということです。古民家として再生されれば大切な家が何らかの形で残るわけですから。

 雨漏りや水漏れ、シロアリ、不審者など、空き家を襲う“敵”はたくさんあります。その対策をせめて毎月1回はしておくべきなのです。空き家の維持管理をすることはご近所への配慮にもつながりますから、やらないで放置する理由はありません。
 

0911月/18

 空き家や古民家が人気を集めてきているようです。テレビを見ているとそういう特集がありました。

 外国人が増えています。入管法が改正されますから、今後ますます外国人が日本にやってくるでしょう。そんな外国人向けに空き家や古民家をリフォームしたりして住まいとして提供する外国人の不動産屋がテレビで紹介されていたのです。

 日本はいま人手不足と言われています。外国人の手を借りなければ産業が回らなくなっているのです。実際大都会のコンビニでは外国人がアルバイトをしている光景が普通になっています。広島はまだそこまで行っていないようですが、いずれ外国人の力を借りなければ回らなくなるのは間違いありません。

 そんな外国人向けの住まいとして空き家や古民家をリフォームして提供されているのです。

 ということはどんな意味を持つか、です。

 空き家を放置してはいけないということです。賃貸に出すことができる可能性が高くなってきますから、空き家を放置するのではなく、まずは最低限の管理をしておくべきなのです。

 日本の空き家の増加について所有者や自治体が頭を悩ませてきました。しかし日本で働く外国人の増加を考えると、活用の道が見えてきたと言っていいのです。当たり前ではありますが、家屋は放置するとどんどん傷みます。その傷みを止めることから始めることをお勧めします。

 

0910月/18

 20年前に比べて空き家が倍増したという記事が出ていました。2017年12月3日付の『毎日新聞』(東京本社版)です。

 特に一戸建てが多く、「社会問題化している」と記事は指摘します。空き家の問題は深刻です。記事では
・地震などの災害での倒壊
・火災
・犯罪に悪用される
 の3つを挙げていますが、「犯罪に悪用される」というのは刑務所からの逃走犯が空き家を“活用”していたので、すでに起きているわけです。

 従来の空き家情報は各地の自治体に任されていたのですが、それでは一覧性や網羅性に欠けるということで、国土交通省は新たに「全国版空き家・空き地バンク」を構築しています。空き家情報を一元管理するわけです。

 そうすることで、空き家の売買が促される可能性があります。古民家カフェなどが人気を集めていますから、空き家になってもきちんと管理しておくことで売却の可能性があるのです。

 国も空き家の流動化(売買)を進めていますから、その流動化に乗るためにはふだんの維持管理が重要です。いくら古民家が人気だと言っても朽ち果てたりかび臭かったり木材が腐ったりした一軒家に魅力を感じる人はめったにいないでしょうから。

095月/18

受刑者の脱走事件と空き家

 愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場から受刑者が脱走しましたが広島市南区の路上で身柄を確保されました。逃走から22日ぶりに身柄を押さえたわけで、市民はもとより、警察も刑務所もほっとしたことでしょう。

 今回の逃走で問題になったのが空き家でした。因島に空き家がとても多くて警察は回りきれない、潜伏していそうな空き家があっても警察が所有者に無断で入ることができない、逆に言えば逃走者にとって空き家はありがたいということです。

 今回は脱走事件があったので注目されましたが、脱走者ではない人が空き家に勝手に入っている可能性があることを世の中の人たちは気づいたに違いありません。空き家が治安を不安定にしてしまうという問題が明確になったのです。

 空き家の問題を見て見ぬ振りをする場合ではないことが分かりました。所有者にとっては「放置しようとどうしようと私の勝手だ」と言って済ませる時代ではなくなってきたと言えます。

 近隣の治安のためにも、空き家の所有者はせめて月に1回の管理をするべきではないでしょうか。自分でできないなら、近所の人にカギを預けて謝礼を払って管理をお願いするとか、空き家管理業者に任せるとか、何らかの対策を実行すべきときが来ているのです。

 地域の安全のために空き家を放置しない。空き家の所有者の義務と言っても大げさではないかもしれませんね。

026月/17

呉市の空き家所有者向けチラシ(その2)

空き家が増えることに危機感を抱いている呉市。空き家所有者向けチラシの最後で「空き家管理代行業者の活用」を勧めています。

標準的な業務として、
・通風換気
・外観確認
・雨漏り確認
・庭木や雑草の確認
・郵便物の回収転送
・簡易清掃
などを挙げています。

確かにこの通りですが、実は現場はもう少しあるべきです。例えば「確認」だけではなく、応急処置ができるほうがいいですよね。問題があるのに「確認」したからということで、現場を離れるのはどうかと思います。

弊社の場合、リフォームなどで一軒家もマンションも手がけていますから、住まいの構造は分かっています。何か問題が見えたら、原因を考え、解決策を考え、実行するのは難しいことではないのです。だから弊社にお任せください、と言っているのではありません。

空き家の管理は浅くも深くもできるのです。依頼側はどんな管理を求めるのか、空き家管理代行業者はどんな管理を引き受けることができるのか、というところまできちんと一致させておくべきでしょう。これがズレるとトラブルの元になりかねないからです。

呉市は風光明媚な街です。空き家を1軒でも減らして、空き家を1軒でも管理して、よりよい街を後世に引き継ぎたいと願っています。

295月/17

呉市の空き家所有者向けチラシ

 呉市は空き家の所有者や管理者向けにチラシを作りました。「空き家の適切な管理をするために」と題するもので、「ストップ! 危険な空き家になる前に!!」と「!」が3つもあり、呉市の大変な危機感が伝わってきます。

 チラシによると、呉市の空き家は2万8430戸。空き家率は22.1パーセントで、5戸に1戸が空き家という計算です。

 広島県全体で空き家が増えていますから、呉市だけの問題ではないのですが、とはいえ、何もしなければ空き家が増えていくのは明らかです。

 空き家が増えるのも良くないのですが、行政にとって、あるいは地域にとって、最も好ましくないのは、適切な管理がなされていない空き家が増えることでしょう。幽霊屋敷のような空き家が隣にあったら気持ち悪いです。どう気持ち悪いかというと、火事の心配がある、不審者が侵入して住み着く不安がある、見た目によくない、などが挙げられます。地域環境を下げてしまう恐れが高いのです。

 だからこそ呉市はチラシを作って啓発しているのでしょう。空き家管理の責任は所有者や管理者にあると明確に指摘して、空き家の適正な管理を求めている危機意識と問題を所有者と管理者は深く受け止めることが大事です。

085月/17

空き家を倉庫として使う場合

空き家に荷物がいっぱい。まるで倉庫。こんな使い方(?)をしている人が意外に少なくないかもしれません。空き家ですから置き放題というわけです。いま住んでいる住まいに置くことができなくなったもので、とりあえず今は必要ない、でも捨てるのはもったいない、ということで、空き家に置く。

便利ですよね。しかし、空き家を倉庫代わりに使っていいのでしょうか。

答えは、条件付きで「はい」。

定期的な巡回や見回り、維持管理をしている空き家なら、倉庫として使うのもありでしょう。どういうことかと言いますと、空気の入れ換えをしているかどうか、なのです。定期的に空気を入れ換えないと、ほこりが床に積もったり、家の中に湿気がたまったり、空気がよどんだりして、家屋だけではなく、置いてある物にも悪影響を及ぼします。

人が手入れをしていない部屋はカビが漂い、そんな部屋に入ると、かび臭いニオイがして、くしゃみが止まらなくなるということがあります。そんな部屋を倉庫として使い、維持管理の努力をしないまま放置すると、カビが漂い、物も劣化していくことになります。

広島県は夏は高温多湿。維持管理をしないと劣化は進む一方です。

274月/17

『中央公論』4月号の特集も空き家

堅い雑誌として知られる『中央公論』の4月号が空き家問題を特集しました。広島県内の空き家を私たちは注目し、解決や改善のためにお役に立てるよう尽力していますが、東京も大変なようです。

とはいえ、目次を見た限りでは広島とちょっと状況が異なるようにも感じます。例えば「お台場の超高層マンションが『負け組』になる日」や「高島平、あの湾岸団地は10年後も健在か? 昭和の人気団地に忍びよる高齢化の影」という記事があります。マンションや団地を指しているのですね。

広島の場合は一般的に一軒家の空き家を言うことが大半ですので、東京の状況はやっぱり違う部分があります。なぜなら、マンションや団地などの集団住宅の場合、所有者が大勢いるので意思統一が容易ではないからです。例えば改修工事や建て替え工事などをしたいと思っても、所有者の一定割合の賛成がないと実施できません。

これに比べると一戸建ては容易です。所有者の判断で何とでもできます。だからこそ所有者の責任は軽くないのですが。

244月/17

空き家利用の改正法成立

自治体が空き家などを登録して、所得が高くない子育て世帯や高齢者に住まいを安く提供するという改正法が国会で成立しました。

この背景にあるのは、老朽化している全国の公営住宅をどうするかという問題と所得が低い人の住まいを解決するためにどうするかという問題、全国的に増える一方の空き家をどうすればいいかという問題があります。この3つの問題をまとめて解決するために考えられた制度です。

空き家であれば何でも自治体が登録するわけではありません。耐震性などが求められますし、朽ち果てた空き家の登録は難しいでしょう。

しかし、空き家のリフォーム費用や家賃などの一部に補助金が出ることになりますので、かなり積極的な空き家の有効活用が始まります。

公営住宅を建て直すより空き家を活用するほうが経済的にもいいという判断を国が下したわけで、これから空き家の利用が促されていくことになります。

となれば、ますます重要なのが空き家の巡回見回り維持管理です。空き家を普段からきれいにしておくことが第一歩です。借りる側から見れば、きれいな家の方がいいですよね。

広島県内にも空き家が数多くありますが、巡回見回り維持管理を専門業者に依頼してメンテナンスを怠らない所有者はまだまだ少ないのが現状です。これを機に専門業者に任せることをお勧めします。