Category Archives: 呉市内の空き家問題

026月/17

呉市の空き家所有者向けチラシ(その2)

空き家が増えることに危機感を抱いている呉市。空き家所有者向けチラシの最後で「空き家管理代行業者の活用」を勧めています。

標準的な業務として、
・通風換気
・外観確認
・雨漏り確認
・庭木や雑草の確認
・郵便物の回収転送
・簡易清掃
などを挙げています。

確かにこの通りですが、実は現場はもう少しあるべきです。例えば「確認」だけではなく、応急処置ができるほうがいいですよね。問題があるのに「確認」したからということで、現場を離れるのはどうかと思います。

弊社の場合、リフォームなどで一軒家もマンションも手がけていますから、住まいの構造は分かっています。何か問題が見えたら、原因を考え、解決策を考え、実行するのは難しいことではないのです。だから弊社にお任せください、と言っているのではありません。

空き家の管理は浅くも深くもできるのです。依頼側はどんな管理を求めるのか、空き家管理代行業者はどんな管理を引き受けることができるのか、というところまできちんと一致させておくべきでしょう。これがズレるとトラブルの元になりかねないからです。

呉市は風光明媚な街です。空き家を1軒でも減らして、空き家を1軒でも管理して、よりよい街を後世に引き継ぎたいと願っています。

295月/17

呉市の空き家所有者向けチラシ

 呉市は空き家の所有者や管理者向けにチラシを作りました。「空き家の適切な管理をするために」と題するもので、「ストップ! 危険な空き家になる前に!!」と「!」が3つもあり、呉市の大変な危機感が伝わってきます。

 チラシによると、呉市の空き家は2万8430戸。空き家率は22.1パーセントで、5戸に1戸が空き家という計算です。

 広島県全体で空き家が増えていますから、呉市だけの問題ではないのですが、とはいえ、何もしなければ空き家が増えていくのは明らかです。

 空き家が増えるのも良くないのですが、行政にとって、あるいは地域にとって、最も好ましくないのは、適切な管理がなされていない空き家が増えることでしょう。幽霊屋敷のような空き家が隣にあったら気持ち悪いです。どう気持ち悪いかというと、火事の心配がある、不審者が侵入して住み着く不安がある、見た目によくない、などが挙げられます。地域環境を下げてしまう恐れが高いのです。

 だからこそ呉市はチラシを作って啓発しているのでしょう。空き家管理の責任は所有者や管理者にあると明確に指摘して、空き家の適正な管理を求めている危機意識と問題を所有者と管理者は深く受け止めることが大事です。

228月/16

呉市に空き家を持っているなら

広島県内の自治体の中で呉市は空き家に積極的な行動をしています。その1つが空き家バンクです。呉市のサイトの中に「呉市空き家バンク」というページが設けられています。

物件の登録をすると、ここに紹介してもらえます。それだけではありません。外部からの問い合わせに対応してくれます。希望者の意向を聞いて所有者に伝えてくれ、あとは当事者同士で契約を交わすという流れです。トラブル防止のために宅地建物取引業者に入ってもらうほうがいい場合もあるでしょうから、その辺りは要検討ですが、自治体が空き家の所有者のためにここまでやる時代なのです。それほど空き家問題が深刻だとも言えますが、呉市が先進的な取り組みをしていることは注目に値します。

外部の人から見れば市役所が介在している安心感があります。呉市に空き家を持っている人はバンクを活用しない手はありません。

となれば、空き家を賃貸に出すなり売却するなりの道を考える必要があります。放置しておいては何にもなりませんし、そもそもお金を生み出しません。

空き家を借りる人も買う人も、まずは現地でその物件を見るのが普通です。その時に「しっかり管理されている」と思ってもらえる空き家と「ホコリっぽい。汚い。壊れてる」と思われる空き家では、その後の契約に影響が出るのは当たり前です。

賃貸に出すにせよ売却するにせよ、まずは今の空き家を適切に維持管理することが最初の一歩です。

 

128月/16

空き家解体やリフォームのローン制度

呉信用金庫が空き家を解体する際にかかる費用などの融資サービスをしています。「くれしん空き家解体支援ローン」という商品名です。今後サービス内容が変わる可能性がありますが、現時点では、融資金額を広げて500万円以内にするなど、利用者の利便を考慮した内容です。

家の解体は容易ではありません。解体専門の業者がいるくらいですから個人ができるレベルではありません。一般的に数百万円はかかると言われていますから、一度に支出すると少々痛い金額です。そこで金融機関が融資をしてくれるのですから、助かる人がいるでしょう。

もちろんあくまでも融資なので、きちんと返さなければなりません。最長で15年以内の返済ということですから、けっこう長丁場ではあります。そのぶん毎月の返済額は少なくなりますから、家計への影響は最小限度にとどまるかもしれません。

一方で呉信用金庫は空き家のリフォーム(増改築や修繕)にも融資をします。家を解体したくない人や今後空き家を活用したい人はこちらです。リフォームをするのなら、定期的な維持管理は欠かせません。せっかくのリフォームの効果を保つためには、定期的な手入れは不可欠なのです。

お盆に帰省する人は少なくないでしょう。空き家をお持ちの人は考えるいい機会になるかもしれませんね。