Category Archives: 空き家管理の基本

2110月/16

空き家の荷物を誰が片付けるか

広島県内の自治体が知恵を絞っている空き家問題ですが、荷物を誰が片付けるか、これはけっこう重要なポイントです。きょうだいがいるのに承諾を取らずに自分一人で片付けたとします。そこにはトラブルを招く危険が潜んでいます。よかれと思って善意で片付けたとしても、です。

どういうことか。

例えば、大金を見つけるかも知れません。預金通帳とハンコを見つけるかも知れません。高価な宝石を見つけるかも知れません。金銭的な価値のある物が見つかった場合、どうしますか。

イン・マイ・ポケット? きょうだいに報告する?

きょうだいに報告して、その報告をありのままに受け止めてくれればいいのですが、「ほかにもあったんじゃないか?」などと疑われる危険性はゼロではありません。

仮に経済的価値のあるものが全くなかったとしても、何もイン・マイ・ポケットしていないとしても、「金目の物を独り占めしたんじゃないか」と疑われる危険性はゼロではないのです。「宝石を残してあるからとお母さんが言っていたのに、どこにもないのはおかしい。あんたが盗んだんじゃないの」などと言われたらやりきれません。

このような事態を避けるために、関係者が一緒に片付けるのがベストな方法です。

空き家を一緒に片付けるうちに昔話に花が咲き、愛着がわいてくるに違いありません。そこから「この空き家を壊すのではなく、何とか活用したい」という思いになるかもしれません。

1910月/16

空き家の荷物をどうするか

広島県内の空き家問題、自治体もご近所さんも所有者も解決に向けていろいろ考えているようですが、空き家の中の荷物をどうするか、これは所有者が判断していくことになります。

例えばテレビや冷蔵庫、洗濯機、オーディオ、食卓、椅子、タンスなどの大きなものからシャンプーや洗剤、書籍、衣類、アルバムなどの小さなものまで、空き家の中にはたくさんの荷物があるはずです。

これをどうするか。当事者には悩ましい問題かもしれません。小さなものでも家族の誰かにとっては大事なものであったりする可能性があります。

重要なポイントは、自分一人で判断しないことです。きょうだいや関係者がいるのであれば、一緒に判断する時間を作ることです。そうすれば「この写真は私がもらう」という個別具体的な判断が出てくるはずで、それはそれで時間がかかるでしょうが、重要な過程と言えます。

複数の人間で判断する場合は時間がかかる可能性が高いので、1日で済ませようとせず、何回かに分けて実施するようスケジュールを組むほうがいいでしょう。

全て任せると言われた場合は、念のために委任状をもらっておくほうがいいかもしれません。あとで「全部任せるとは言ってない」などのもめ事が起きないようにするためです。

297月/16

空き家の管理は3つの「通」が重要

空き家を放置しておくと、どんどん痛んでいきます。痛みを少しでも抑えるためには3つの「通」が不可欠です。

何だと思いますか?

1つは「通風」の「通」です。風を通すことですね。旅行などでほんの数日家を留守にするだけで家の中の空気がほこりっぽくなったと感じた人は大勢いるはずです。空気を入れ換えることは重要なのです。

もう1つは「通電」の「通」です。電気を使うことです。電灯や冷蔵庫、テレビなど、室内には電気製品がたくさんあります。これらを全く使わないようにして電気代がかからないようにしたいものですが、実は電気を使うほうがいいのです。

3つめは「通水」の「通」です。水道管に水を流して、蛇口から水を出すことです。台所や洗面台、浴室の水を流すことで、水道管に停留する水を外に出すことができるのです。これも水道代がもったいないと思わないほういがいいでしょう。

電気や水道を人間にたとえれば血管のようなものです。血管に血がきちんと流れていることで体の隅々まで行き渡り、健康維持につながります。それと同じようなものなのです。

人が住んでいないと支出を節約したくなるものですが、空き家をさらに老朽化させないためには必要経費と割り切るべきでしょう。