Monthly Archives: 8月 2016

318月/16

広島県内の空き家は

広島県内の空き家は約15パーセントと言っても分かりにくいかもしれません。では、「6戸に1戸が空き家」と言い換えるとどうでしょうか。すごく身近に感じるようになったのではありませんか。

呉市は約22パーセントです。これを言い換えると、「5戸に1戸が空き家」ということになります。その上を行く江田島市は約27パーセントです。「4戸に1戸が空き家」ということになります。

空き家が非常に多いことが分かります。この空き家の割合は今後増える一方であるのは間違いありません。だからこそ所有者を含む関係者が知恵を絞って空き家をどうするか考える必要があります。

うまくいく実例を見てみると、空き家を何らかの店にしている場合が多いように感じます。古民家風のたたずまいを強みにしたカフェやレストランなどです。実際広島市内には古民家をカフェとして有効活用している店があります。その店は庭があり、庭に面した縁側でコーヒーを飲んだりできます。

一戸建てで暮らしている人には珍しくないでしょうが、マンション暮らしの人にとって庭は珍しいものだったりします。古い一軒家だからこそ人気が出ることがあるのです。駐車場さえ確保できれば、遠方からもお客さんは車でやってきます。

空き家の所有者は「この空き家を何に活用できるだろうか」と考えてみてはいかがでしょうか。

298月/16

特定空き家に認定されないために

空き家対策特別措置法は空き家の所有者にとって恐怖かもしれません。なぜなら、この法律に基づいて特定空き家に認定されてしまうと大変なことになってしまうからです。

何がどう大変か。

認定されたあと勧告を受けると、固定資産税が6倍、都市計画税が3倍にはね上がるのです。空き家を放置したことに対するペナルティーであり、早急に何らかの善処を促すために金銭的打撃を与えて行動させるということでしょう。

特定空き家と認定される条件があります。条件は4つです。

・そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態

・そのまま放置すれば衛生上有害となるおそれのある状態

・適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態

・その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態

要するに、適切な維持管理をしていれば特定空き家に認定されることはまずないと考えていいでしょう。具体的なイメージは、放置してあることで雑草が生い茂り、ゴミが捨てられたりして不衛生で、家屋が朽ちてきていて、ヤブ蚊の発生源になっていて、存在自体が周囲に不気味で、といった感じでしょうか。

特定空き家に認定されないためには、適切な維持管理をしておけばいいわけです。決して難しい話ではありません。広島県内に空き家を持つ所有者の皆さん、先手必勝です。

268月/16

空き家の活用

鳥取県米子市の人口は15万人弱。ここでも空き家問題は他人事ではありません。

そんな米子市に住む若い経営者が空き家を借りて飲食店を始めました。もともと料理が上手で、人付き合いのいい経営者ですから、地元に友人知人が大勢いるようです。お客さんが自然と集まってくるに違いありません。

空き家を活用したところが重要な点です。

空き家は活用できるのです。活用すれば収益を生みます。収益を生めば、“お荷物”ではなくなります。長持ちさせようと思うでしょうし、維持管理に真剣になるに違いありません。

空き家の所有者の中には悩んでいる人が少なくないかもしれません。それは、空き家をどうすればいいか決まっていないから悩むのです。活用すると決まれば、悩みは消えます。

ではどう活用するか。地域地域の現状を把握するのが先です。そしていろいろな人の声に耳を傾けるのです。その地域で住民が「あったらいいな」と思っているものは何なのか。じっと耳を澄ますのです。そこに空き家活用の答えがあります。

空き家活用を考える際、自分の頭の中だけで考えない方がいいようです。自分の頭で考えると、得てして失敗するものです。なぜなら空き家を「こう活用してほしい」と思うのは、借りてくれる人や地域の人だからです。空き家を活用したい人の声や地域の人の声の中に「答え」が入っているのです。

248月/16

広島県は空き家率ワースト9

広島県は中四国地方の中心都市というポジションにいると自負しています。しかし、空き家率のワーストを並べてみると、意外な位置にいることが分かります。総務省の住宅・土地統計調査(2013年)によると、ワースト10は以下の通りです。

1位 山梨県

2位 愛媛県

3位 高知県

4位 徳島県

4位 香川県

6位 鹿児島県

6位 和歌山県

8位 山口県

9位 岡山県

9位 広島県

四国全県がランクインしているのが特徴ですが、中国地方では島根県と鳥取県がここには入っていません。この2つの県よりも広島県は空き家率が高いのです。中国地方の中核都市であるはずの広島県が大変な危機に陥っていることが分かるのではないでしょうか。

広島県ならベスト10に入っていても不思議ではないと思っていた県民は多いはずです。ところが実際はその逆なのです。広島県民はこの危機感を共有していく必要があるのです。

ではどうすればいいのでしょうか。県内に空き家を持つ所有者一人ひとりが空き家の有効活用の道を考えるべきではありますが、自分一人で考えても名案が容易にすぐに浮かぶものではありません。県や自治体、友人、知人、それから弊社など、いろいろなところに相談することで、何か見えてくる可能性があります。問題を一人で抱え込まないことが大事です。

空き家問題の解決は、相談することからその一歩が始まります。

228月/16

呉市に空き家を持っているなら

広島県内の自治体の中で呉市は空き家に積極的な行動をしています。その1つが空き家バンクです。呉市のサイトの中に「呉市空き家バンク」というページが設けられています。

物件の登録をすると、ここに紹介してもらえます。それだけではありません。外部からの問い合わせに対応してくれます。希望者の意向を聞いて所有者に伝えてくれ、あとは当事者同士で契約を交わすという流れです。トラブル防止のために宅地建物取引業者に入ってもらうほうがいい場合もあるでしょうから、その辺りは要検討ですが、自治体が空き家の所有者のためにここまでやる時代なのです。それほど空き家問題が深刻だとも言えますが、呉市が先進的な取り組みをしていることは注目に値します。

外部の人から見れば市役所が介在している安心感があります。呉市に空き家を持っている人はバンクを活用しない手はありません。

となれば、空き家を賃貸に出すなり売却するなりの道を考える必要があります。放置しておいては何にもなりませんし、そもそもお金を生み出しません。

空き家を借りる人も買う人も、まずは現地でその物件を見るのが普通です。その時に「しっかり管理されている」と思ってもらえる空き家と「ホコリっぽい。汚い。壊れてる」と思われる空き家では、その後の契約に影響が出るのは当たり前です。

賃貸に出すにせよ売却するにせよ、まずは今の空き家を適切に維持管理することが最初の一歩です。

 

198月/16

空き家が増えてゆく日本で有効活用の道を探る

野村総合研究所の予測によると、2033年には空き家率が全国で30パーセント超えるそうです。ざっと3軒に1軒が空き家という計算です。人口が減るので、そのぶん空き家が増えるというわけです。

広島でどうなるか分かりませんが、何も手を打たなければ、右肩上がりで空き家率が上がるのは間違いないと思われます。今すでに空き家率が高い地域は「30パーセント超」を上回る可能性がありますし、2軒に1軒が空き家とか3軒に2軒が空き家いう地域が出てきても不思議ではありません。

そんな近未来が迫っているからこそ、空き家の有効活用を考えたいものです。空き家として放置されるから周囲が困るのであって、何らかの活用がなされていれば、例えば週末は若者が来てカフェを開くとか芸術家がアトリエとして借りているとかヨガ教室が開催されるとか、そういうふうに人が出入りしていれば、空き家は空き家とは言えませんし、地域の活性化につながります。今は古民家が人気なのですから有効活用しない手はありません。

取り壊すのは簡単です(お金はかかりますが)。だからこそ、有効活用を考えたいものです。有効活用することで、建物の維持管理費を捻出することができるのではないでしょうか。

どんなふうに有効活用すべきか。そんなご相談も弊社はお受けしています。

 

178月/16

シェアハウスとしての空き家活用

横浜市金沢区と横浜市立大、京急グループが連携して、区内の空き家を利活用するプロジェクトが進んでいるそうです。8月17日付の『毎日新聞』神奈川版によると、金沢区は空き家問題が課題になっていて、産官学が連携して事業家を目指しています。

地元の野菜を使った食事を地元の高齢者が学生に提供する古民家風のシェアハウスや起業を目指す大学生が情報交換するシェアハウス、保護したネコがいるシェアハウスなどなど、大学生がほしいものや必要なものは何かという具体的な目線で考えられたものばかり。それだけに現実味が感じられます。「自分たちならこんな家に住みたい」という当事者の思いや意識が反映されると生き生きとした案が生まれるのだなぁと感心しました。

広島県内での空き家問題もそれぞれの地域で「こんな空き家なら住んでみたい」という「当事者」は誰なのかというところを詰めていくといいのかもしれません。もちろん地域によってはその「当事者」が見当たらない場合があるかもしれませんが。

記事によると、東急電鉄賞を受賞した案は、日本人大学生と留学生が入居するシェアハウスだそうです。なるほど、グローバル時代にこれはいい活用法です。日本人大学生にとっては語学の勉強になりますし、留学生にとっては日本人と知り合う場になりますし、何だか楽しそうです。

こんな目線で広島県内の空き家問題を考えてみてもいいでしょうね。

158月/16

お盆に空き家の活用を考える

日本全国でお盆を迎えました。実家が近い人も遠い人も祖先に思いをはせたのではないでしょうか。お盆といえば実家に帰省するのが日本の習慣です。その実家に親やきょうだいなどが住んでいればいいのですが、住んでいないと空き家になっているわけです。

空き家になっている実家をお持ちの人は、このお盆は「空き家をどうするか」についてじっくり考えてみるいい機会かもしれません。最近の雑誌は空き家問題の特集を組んでいますから、そんな雑誌などを参考にするのもいいでしょうし、インターネットでいろいろ検索して情報を集めるのもいいでしょう。

まずは情報を集めて知識を仕入れる。そうすれば、将来どんな選択肢があるか、どう活用するといいか、見えてくるものです。ふだんは仕事に追われてそんなことをじっくり考える時間の余裕がないものです。お盆休みにまとまった休みを取れたら、空き家に向き合ってみるといいのではないかと思うのです。

できれば、空き家に足を運んで、部屋をひとつひとつ見て回って痛み具合を点検しながら、窓を開けて風を通し、掃除をして、周囲の雑草を抜いて、という作業もやってみると、家の現状がよく見えてくるに違いありません。

空き家を抱えている人が空き家に向き合って有意義なお盆を過ごせますように!

128月/16

空き家解体やリフォームのローン制度

呉信用金庫が空き家を解体する際にかかる費用などの融資サービスをしています。「くれしん空き家解体支援ローン」という商品名です。今後サービス内容が変わる可能性がありますが、現時点では、融資金額を広げて500万円以内にするなど、利用者の利便を考慮した内容です。

家の解体は容易ではありません。解体専門の業者がいるくらいですから個人ができるレベルではありません。一般的に数百万円はかかると言われていますから、一度に支出すると少々痛い金額です。そこで金融機関が融資をしてくれるのですから、助かる人がいるでしょう。

もちろんあくまでも融資なので、きちんと返さなければなりません。最長で15年以内の返済ということですから、けっこう長丁場ではあります。そのぶん毎月の返済額は少なくなりますから、家計への影響は最小限度にとどまるかもしれません。

一方で呉信用金庫は空き家のリフォーム(増改築や修繕)にも融資をします。家を解体したくない人や今後空き家を活用したい人はこちらです。リフォームをするのなら、定期的な維持管理は欠かせません。せっかくのリフォームの効果を保つためには、定期的な手入れは不可欠なのです。

お盆に帰省する人は少なくないでしょう。空き家をお持ちの人は考えるいい機会になるかもしれませんね。

 

108月/16

東京都の待機児童対策としての空き家活用に興味津々

東京都の小池百合子知事が待機児童対策として「廃校の活用、空き家を利用した小規模保育」という表現をしました。空き家と待機児童対策をつなげた政治家はもしかすると初めてかもしれません。

これは空き家の活用法が幅広く考えられることを示唆するものと言えます。空き家の活用法としては民泊などがせいぜいでした。それだけに目から鱗の対策だと感じた人は大勢いたのではないでしょうか。特に空き家を所有している人は「え?! そんな使い道を考えているの?!」と驚いたに違いありません。

行政が空き家を借り上げるなどして小規模ながら待機児童対策を打つとなると、空き家の価値がぐんと上がってくるでしょう。いや、もちろん、ボロボロの今にも倒壊しそうな空き家が選ばれることはありません。安全面や衛生面、その地域での必要性などを基準に選ばれるのだろうと思います。

東京都の話ではありますが、ほかの自治体は注目しているはずで、東京都が空き家の活用をうまくやれば他の自治体はこぞって右へならえをする可能性があります。だからこそ東京都にはしっかりやってほしいと期待します。

と同時に、空き家の所有者は選ばれるように“準備”をしておく必要があります。風通し、電気通し、水道通しの3つの通しを実行するなど、適切な維持管理をすることが重要でしょう。