Monthly Archives: 10月 2016

3110月/16

空き家活用事例=会員制農家民宿

茨城県常陸太田市では任意団体の里美ツーリズム探求会が会員制の農家民宿を運営しています。食事は基本的に用意せず、簡易宿所として泊まってもらうのです。営業を始めて2年弱で38組の会員が生まれ、そのうち20組以上がリピーターになっているそうです。

この事業のポイントは、会員獲得はもちろんですが、どれだけリピーターになってもらえるかでしょう。何度も泊まりに来る人たちは気に入っているからこそ来るのであって、そういう人たちの口コミは強力です。

別荘のような気持ちで泊まる人もいるでしょうし、平日は都会でドタバタしているのでせめて休日はゆっくりしたいと思って泊まる人もいるでしょう。仕事を持ち込む人もいるはずですが、気分転換しながらの仕事ですからはかどるに違いありません。

農家の民宿?と思うかも知れません。農家の人には珍しくも何ともない家屋であっても、都会の人や欧米系の外国人にとっては全てが新鮮に映るものです。身近すぎるとその価値があまり見えないのかもしれません。それでは宝の持ち腐れです。

会員制というと大手のリゾート会社がそういう方法を取っています。全国各地にリゾート施設を設け、会員になるといろいろな施設に格安の価格で泊まることができるというものです。

広島県内の空き家を活用した民宿のネットワークができれば、会員はもっと増えていくに違いありません。

空き家を放置するのではなく活用法を考えることで、大きな変化が生まれます。空き家は負の遺産ではなく、活用次第でプラスになる遺産と捉え、知恵を絞っていきたいものです。

このように見れば、今は“お荷物”かもしれませんが、空き家をしっかり維持管理しておくことが重要です。

 

2810月/16

空き家の活用法

空き家を活用する方法はいろいろあります。中でも今注目されているのが民泊です。Airbnb(エアビーアンドビー)に登録すると世界中の旅行者に見てもらえます。欧米系の外国人が好むのは日本の古民家です。そんな外国人にとって鉄筋コンクリートのホテルは何の面白みもないわけで、日本を旅行するなら日本らしい建築の家屋で寝たいと思っています。

私たち日本人だって外国旅行をしたらその国らしさに触れてみたいと思うもので、外国人も同じ発想なのです。

広島は外国人観光客が多い県です。原爆ドームと宮島を抱えているからでしょう。そんな広島県に来た外国人観光客をもっと惹き付けるために、彼らが泊まりたくなる古民家の民泊を提供するという計画は一考の余地があります。

畳の間に布団を敷いて寝る。日本人には当たり前ですが、欧米系の外国人には珍しい寝具に見えるのです。お風呂にしても五右衛門風呂などは非常に喜ばれるでしょう。日本的であればあるほど歓迎されるのです。なぜなら彼らは「日本らしい日本」を味わいに来ているからです。

こう捉えると、広島の地方都市の風景も町並みも人々も空気も、全てが魅力あふれて見えることが理解できるのではないでしょうか。

広島県内の空き家を持つ人は、空き家の普段の維持管理費にばかり目を向けがちですが、維持管理をして空き家をきれいにすることで民泊に活用して収入を得る方法があるのです。検討してみてはいかがでしょうか。

2610月/16

空き家と地震

熊本地震では多くの住宅が倒壊しました。その記憶がまだはっきりしているのに、今度は島根で震度6弱、岡山で震度5強の地震が起きました。どこで大地震が起きても不思議ではないと言われていますから、広島県内で起きる可能性はゼロではないのです。

戸建てをお持ちの人は耐震性が気になるのではないでしょうか。隣が空き家だったら、それも気になるものです。自分の家に倒れてこないだろうか、何かの弾みで出火しないだろうかと心配することはたくさんあります。自宅の隣が空き家というのは、本当に気になるものなのです。大きな地震がどこを襲うか分からない状況ですから、なおさら心配が募ります。

広島県内で空き家を所有している人は、大地震で周辺に迷惑をかけるかもしれないという点にも気を配る必要があります。

大きな地震が起きると電気が止まったり交通が寸断されたりしてすぐに空き家に駆けつけることができません。そういうことを空き家の近所の人は思っているわけです。「あの人、大阪に住んどるから何かあっても来んな」と。

このような不安をご近所さんに抱かせないことは空き家の所有者の義務かもしれません。広島県内を専門に適切な維持管理をする空き家管理業者に依頼して、せめて毎月1回は家屋を点検してもらうことで、周囲の人は安心するものです。

地震と空き家は何の関係もないどころか、倒壊したら周囲に大きな負担をかける可能性があります。早めの対応をするにこしたことはありません。

 

2410月/16

広島市の空き家活用制度

広島市は平成28年11月1日から30日までを受付期間とした空き家活動・交流認定制度を実施します。

広島市内の町内会や自治体、社会福祉協議会が空き家などを活動・交流の場として活用している場合に認定し、翌年度分の固定資産税と都市計画税を減免または全額免除するという内容です。

認定条件は、所有者から無償で借りていることや床面積30平方メートル以上、営利目的は不可などの要件がありますので、詳細は広島市に確認することをお勧めします。

県内を見た場合、広島市は空き家率が突出しているわけではありませんが、それでもこのような制度を考えているのです。受付期間が短いのは、まずは試験的に実施してみて申込件数や効果などを様子見したいということかもしれません。

しかし、このような制度は著作権があるわけではないので、広島市で空き家活用の効果が認められればほかの自治体でも導入する可能性があります。自治体はほかの自治体から学ぶ姿勢が強いので、いいものは普及しやすいのです。

こうした点から見ても、広島県内に空き家を持つ所有者はふだんの維持管理をしっかりやっておくことが重要です。風を通し、電気を流し、水道水を流し、という手間をかけることで空き家の老朽化を少しでも遅くすることにつながるからです。

遠く離れて住んでいる場合は空き家維持管理の専門業者に任せるのも一考です。

2110月/16

空き家の荷物を誰が片付けるか

広島県内の自治体が知恵を絞っている空き家問題ですが、荷物を誰が片付けるか、これはけっこう重要なポイントです。きょうだいがいるのに承諾を取らずに自分一人で片付けたとします。そこにはトラブルを招く危険が潜んでいます。よかれと思って善意で片付けたとしても、です。

どういうことか。

例えば、大金を見つけるかも知れません。預金通帳とハンコを見つけるかも知れません。高価な宝石を見つけるかも知れません。金銭的な価値のある物が見つかった場合、どうしますか。

イン・マイ・ポケット? きょうだいに報告する?

きょうだいに報告して、その報告をありのままに受け止めてくれればいいのですが、「ほかにもあったんじゃないか?」などと疑われる危険性はゼロではありません。

仮に経済的価値のあるものが全くなかったとしても、何もイン・マイ・ポケットしていないとしても、「金目の物を独り占めしたんじゃないか」と疑われる危険性はゼロではないのです。「宝石を残してあるからとお母さんが言っていたのに、どこにもないのはおかしい。あんたが盗んだんじゃないの」などと言われたらやりきれません。

このような事態を避けるために、関係者が一緒に片付けるのがベストな方法です。

空き家を一緒に片付けるうちに昔話に花が咲き、愛着がわいてくるに違いありません。そこから「この空き家を壊すのではなく、何とか活用したい」という思いになるかもしれません。

1910月/16

空き家の荷物をどうするか

広島県内の空き家問題、自治体もご近所さんも所有者も解決に向けていろいろ考えているようですが、空き家の中の荷物をどうするか、これは所有者が判断していくことになります。

例えばテレビや冷蔵庫、洗濯機、オーディオ、食卓、椅子、タンスなどの大きなものからシャンプーや洗剤、書籍、衣類、アルバムなどの小さなものまで、空き家の中にはたくさんの荷物があるはずです。

これをどうするか。当事者には悩ましい問題かもしれません。小さなものでも家族の誰かにとっては大事なものであったりする可能性があります。

重要なポイントは、自分一人で判断しないことです。きょうだいや関係者がいるのであれば、一緒に判断する時間を作ることです。そうすれば「この写真は私がもらう」という個別具体的な判断が出てくるはずで、それはそれで時間がかかるでしょうが、重要な過程と言えます。

複数の人間で判断する場合は時間がかかる可能性が高いので、1日で済ませようとせず、何回かに分けて実施するようスケジュールを組むほうがいいでしょう。

全て任せると言われた場合は、念のために委任状をもらっておくほうがいいかもしれません。あとで「全部任せるとは言ってない」などのもめ事が起きないようにするためです。

1710月/16

空き家を高齢者住宅に提供

空き家の活用について、いろいろな用途が考えられつつあります。その1つが高齢者向け住宅です。

東京や大阪などの大都市圏は住宅の賃料が高く、年金生活に入った高齢者にとってその費用の捻出はけっこう大変です。そこで地方の空き家の登場です。

大都市圏と比べて家賃が安く、部屋が広く、という点は大きな魅力です。この魅力に目を付けたのがサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を経営している株式会社です。サ高住として地方の空き家を活用するのです。

1軒や2軒ではないでしょうから、一定の地域でまとまった数の空き家を借り上げる可能性があります。経済効果は小さくありません。

広島県内の自治体は基本的に人口が右肩下がりです。しかし、大都市にはない魅力を持つ自治体がたくさんあります。そんな自治体にいい空き家があれば前述した活用法が十分考えられるわけです。空き家の多い自治体の中の株式会社が立ち上がって、空き家をサ高住として大都市圏に売り込むことだって今後あり得るでしょう。

魅力ある地方都市と魅力ある空き家を活用する道が確実にあるのです。活用できるかどうかは「魅力」の有無にかかっています。空き家をお持ちのみなさま、魅力ある空き家になるよう適切な維持管理をしていますか。

1410月/16

安芸高田市の空き家対策

広島県の北部にある安芸高田市は人口約3万人。やはり減少傾向が続いています。市のサイトで派「定住情報・空き家情報」のページを作って情報発信をしています。

それによると、広島市の中心部まで1時間ということで十分通勤可能であるとロケーションを紹介しています。田舎暮らしと都会での仕事が両立できるというわけです。市内全域で光回線が使える(有料)魅力もPRしており、ネットがつながりにくいのではないかという心配を解消しています。

市は空き家情報バンクを設けていますから、賃貸や売却を考えている空き家所有者が活用できます。この空き家情報バンクに登録した住宅を改修する場合、補助金制度を使えます。詳細は市のサイトをご覧いただくとして、空き家の所有者は自治体のこのような応援制度をどんどん活用しないともったいない。

都会に憧れて、都会に行く人が多いのは事実ですが、その一方で、地方の田舎暮らしに憧れて、移り住む人が一定数いるのも間違いありません。そんな人たちに興味を持ってもらうために、空き家の所有者はふだんからせめて物件の維持管理だけはやっておくことをお勧めします。風を通し、電気をつけ、ほこりを掃除し、庭の草を抜き、と挙げると少し大変ですが、それでも空き家を見に来た人が「ここ、いいですね」と感じてもらえるように準備しておきたいものです。

1210月/16

世羅町の空き家対策

「いつまでも住み続けたい日本一のふるさと」をキャッチフレーズに、広島県の中央部に位置する世羅町は人口約1万6000人。やはり右肩下がりが続いています。

空き家対策として移住者の住宅支援などを展開しています。いろいろな条件がありますし今後いろいろ変更が生じる可能性がありますので、詳細は役場にお問い合わせください。

また空き家バンクの運営もしています。賃貸も売買も成立していますから、空き家の所有者にとってはいい傾向と言えます。具体的な成約件数を挙げておきましょう。

平成23年度・・・賃貸借契約11件、売買契約10件

平成24年度・・・賃貸借契約5件、売買契約3件

平成25年度・・・賃貸借契約3件、売買契約4件、

平成26年度・・・賃貸借契約4件、売買契約6件

平成27年度・・・賃貸借契約2件、売買契約6件

この数字を見て意外だと驚いた人が少なくないのではないでしょうか。毎年必ず契約が成立しているのです。つまり空き家を借りたい人や買いたい人が必ずいるということです。

となれば空き家の所有者はどうすべきか。もう言うまでもありませんね。何度もこのサイトで書いているように、いつでも見学者が好印象を抱くように普段から維持管理をきちんとしておくことが基本です。物件を見に来た人が「ここに住みたい」と思ってもらえるように、せめて毎月1回は風を通したり家屋の周りを掃除したり庭木の手入れをしたりしておくことが望まれます。

チャンスはいつ来るか分かりません。だから、すぐに維持管理を始めるべきなのです。

 

 

0710月/16

北広島町の空き家対策

北広島町は人口2万弱。広島県内のほかの自治体と同じように人口は右肩下がりです。とはいえ、隣接する広島市の中心部まで車で50分ほど。東京周辺なら通勤時間50分はざらですから、けっこういいロケーションなのです。そのうえ風光明媚です。都会の人が見たら、北広島町で田舎暮らしを満喫しながら広島市内に通勤するのはぜいたくな暮らしなのです。

そんな北広島町では定住支援を展開しています。住宅建築費の補助や求人情報の公開、空き家バンクでの情報発信などです。詳細は町役場に問い合わせることをお勧めします。

このような取り組みをしているので、北広島町の空き家を活用できる可能性は低くありません。古民家であれば改造して古民家カフェができるでしょうし、広島観光に来た外国人を対象にして、日本らしさを全面に出した民宿や日本食レストラン、禅の体験道場などなど、可能性はいくらでもあります。今やインターネットで世界中にPRできる時代ですから、外国人向けのPRは誰でもできるのです。

空き家を持っている人が乗り出してもいいでしょうし、事業をしたい人に貸し出してもいいでしょう。広島市に隣接する好ロケーションを活用したい人が出てくる可能性がありますから、空き家は大事に維持管理することをお勧めします。