Monthly Archives: 11月 2016

3011月/16

エアビーアンドビーで貸す

空き家の活用法の1つにエアビーアンドビーがあります。世界中で利用されている宿泊予約サイトです。つまり世界中の人がチェックします。日本人にとって日本家屋は見慣れたものです。しかし、外国人、特に欧米人にとって日本家屋はそれだけでエキゾチックです。

田舎の風光明媚な景色が日本らしさを醸しだし、外国人の注目を集める可能性が高くなります。田舎が“武器”になるのです。

このエアビーアンドビーは世界の約200カ国の3万3000都市で、80万以上の宿を提供しているサイトです。外国人も日本人もチェックしている巨大なサイトなのです。

東京のマンションなどでは1室をエアビーアンドビーに出している人がいますし、一方で知らない外国人が出入りしないようにとエアビーアンドビー禁止をマンションの規約に載せるとこもあります。

広島には大勢の外国人が観光にやってきますから、エアビーアンドビーを使って貸すことは十分に可能でしょう。

空き家の利用者を日本人に限定するのではなく、世界中の人が泊まることができると考えれば、利用価値はぐんと上がりますし、空き家をどう改装すればいいか具体的に考えることができるようになります。

グローバルと言われる時代に、県内や国内だけを見るのではなく、世界に目を向ける。そうすることで、新しい世界が見えてくるに違いありません。

2811月/16

空き家を資産にするために

広島県内で増えている空き家。その所有者に共通する思いは「このままではいけない」「でもどうすればいいかわからない」でしょう。所有者によって事情が異なりますし、空き家がある自治体によっても対応が異なりますから、明確に「これが一番いい」と誰もが納得する策は今のところ見当たりません。所有者それぞれが模索して、自分にとって最もいいと思われる策を決めて、進めていくしかないのが現状なのです。

そのためにどうすればいいか。いろいろな方法がありますが、まず空き家がある自治体に問い合わせます。補助金や助成金の有無、条件などを聞くのです。そこで所有者にとって好都合な補助金や助成金があれば、それを得られる方向で空き家を活用する計画を立てます。もちろん補助金や助成金の使用条件と自分が考えている方向が全く異なる場合は立ち止まって考える必要があります。そこは無理をすべきではありません。例えば所有者は空き家を活用したいと考えているのに、自治体は空き家を解体する場合に補助金や助成金を出すことにしているのであれば、方向性が正反対ですから、自分の考えを180度変える必要はないでしょう。

空き家とはいえゼロから建築しようとすれば多額の費用がかかります。せっかく今ある家屋を資産にする方法を考えるのが先です。

 

 

2511月/16

NHK「クローズアップ現代+」も取り上げた空き家問題

NHKの人気番組の一つ「クローズアップ現代+」も空き家問題を取り上げていました。関東圏(一都六県)では250万個の空き家があるそうです。空き家が与える問題は広島と同じ、倒壊や不審者の侵入などが挙げられていました。

空き家になって3年半で朽ち果て、解体しようと思ったけれど費用が300万円もかかるので断念したというエピソードが語られました。買い取り業者が査定に来たのですが、庭木が伸びて苦情が来たことなどを聞いて一気に腰が引けたのが印象的です。クレームが来た空き家は買いたくないような、価値が下がるような、そんな印象を受けました。

庭木がある空き家の場合、家屋の見守りだけでは済みません。庭木や雑草のメンテナンスが必要です。これは早く手を着けるほうが絶対にいい。伸び放題荒れ放題になってからの伐採やメンテナンスは極めて大変だからです。どこから手を着ければいいのかと戸惑ってしまうような状況になると費用が高くなります。費用を安く抑えるためにも、庭を含む空き家の維持管理は先手必勝なのです。

庭木を考えなくていい場合つまり戸建ての空き家だけを維持管理すればいいのであればずいぶん楽です。楽ですが風を通さなければ急速に痛みます。人が住んでこそ家、人が手入れをしてこそ家なのです。

 

 

2111月/16

廿日市市の空き家の実態調査から

廿日市市の空き家実態調査は興味深いものです。18日付『中国新聞』記事によると、廿日市市が把握する空き家所有者1205人にアンケートを実施し、535人から回答を得たそうです。

最も興味深いのは「5年以内の活用意向」で、「活用する計画がある」が25.4パーセント、「活用したい・検討したい」が23.9パーセントと、50パーセント近くが空き家の活用に積極的な考えを持っていることです。自分や親族が利用することを検討している所有者が43.6パーセント、賃貸や売却を考えている所有者が32.2パーセントとのこと。

このように空き家の所有者の考え方が分かると自治体や関係者は対策を立てやすくなりますし、約50パーセントが活用を積極的に考えているのは朗報ではないでしょうかす。

もう1つ注目したいのは、所有者の現在の居住地です。回答者の45.6パーセントが広島県内の市外に在住、20.2パーセントが広島県外在住でした。つまり約65パーセントの人が空き家の近くに住んでいないわけです。このような場合、不審者の侵入や不審火などの不安を近隣は抱えるものです。人がいない家屋はそれだけで何となく不安な雰囲気を醸し出してしまいます。空き家の維持管理(見守り)サービスを活用するなどして安心感を与えるのも所有者の責任ではないでしょうか。

専門業者の見積もりをとってみることをお勧めします。

1811月/16

広島で空き家見守りサービスの普及を

広島の地元紙『中国新聞』に空き家見守りサービスの広告が出ていました。要するに私たちが手がけている維持管理の代行業務と同じです。

このような広告が広島最大の活字メディアに出るのは同業者としてとてもうれしいことです。なぜなら、空き家の維持管理(見守り)サービスを知らない人がまだまだ大勢いるからです。

私たちだけが頑張ってこのサイトで一生懸命に「空き家の維持管理は大事です」と情報発信しても限界があります。でも『中国新聞』に広告であっても「空き家見守り」という文字が大きく出ることで、空き家を持っている人が「そんなサービスがあるのか」と気づくきっかけになります。空き家の掃除をしたくない人が「ありがたい!」と気づいてくれる可能性もあります。

空き家の維持管理サービスにはまだ業界団体がありません。専門業者がそれぞれバラバラに情報発信しているので、パワーが大きくありません。ほとんどの広島県民が読んでいると言ってもいい『中国新聞』はパワーが大きいので、空き家の維持管理(見守り)サービスに気づく人は圧倒的に多いはずです。

空き家の問題は広島県などの自治体や所有者だけではなく、私たち専門業者も真剣に取り組むものですから、全ての人に「空き家の維持管理(見守り)サービスがある」と知ってほしいと期待しています。

宣伝するわけではありませんが、いつでもメールや電話でご相談ください。

1611月/16

空き家を更地にする?

『文藝春秋』12月号に「実家 放置して空き家にすれば損をする」という記事が出ています。いよいよ『文藝春秋』も空き家を取り上げる時代になったわけです。もはや国民的な課題と言っていいでしょう。

その記事では、空き地を更地にすることをお勧めしていません。なぜなら、更地に家を新築するとなると相当の費用がかかるからです。

確かにそのとおりで、住むことができる家なのであれば、定期的に維持管理して、住む人が自分の好みに合わせてリフォームすれば格安で済みます。空き家は無駄ではなく財産なのです。

諸外国、特に欧州では古いものを大切に使う文化があります。一方なぜか日本は新しいものを求める傾向がありました。しかし、時代でしょうか、経済的理由でしょうか、古いものに価値を見出す人が増えているように感じます。

例えばカメラのレンズは大きな中古市場があります。自分がほしいレンズが割安の価格で手に入るのです。ヤフオクで売買されるものも新品ではなく誰かが使った中古です。日本でも中古の売買が普通になされているのです。

ということは、住宅は価格が高いですからもっともっと売買されていく可能性があります。

買われるためには普段の定期的な維持管理がなされている清潔感ある空き家であるほうがいいに決まっています。自分が買い手の側立てば分かりますよね。

広島県内に空き家を持つ所有者は、更地にしてしまうのではなく、定期的なメンテナンスを専門業者に委託して、チャンスに備える。そのためにはメンテナンス費が妥当な専門業者である必要があります。

費用や担当者をしっかり見ましょう。

1411月/16

空き家の活用事例=貸し出し

広島県内では空き家の貸し出し事業をしているところはまだないようですが、山梨県内ではその準備を進めるPO法人があるようです。空き家の所有者や集落、利用者に聞き取り調査をして、可能性を探っています。

空き家の活用というよりも、居住者が減ることで集落が成り立たなくなることへの懸念から、空き家の貸し出しで結果的に集落の維持管理する担い手が増えるのではないかということを探っている様子です。

空き家が増えるということは、その地域や集落の人が減ることと同じ意味です。空き家が増えると集落の冠婚葬祭や行事などが維持できなくなる可能性があるわけです。大げさな表現をすれば、地域や集落の文化が途絶えることになりかねません。そこで、空き家に人を呼び込む方策を考える必要性が高くなるのです。

ただし、田舎であればあるほど貸し出しをためらう傾向があるように感じます。生まれたときからずっと見てきた人なら安心感がありますが、氏素性の分からない人には抵抗感や不安があるのかもしれません。

そういうところを乗り越えるために、空き家に人を呼び込むための問題点の洗い出しや解決策の検討などをすることは欠かせないようです。広島県内でも集落全体を見ながら空き家活用を考える人や組織が登場するかもしれません。期待したいところです。

1111月/16

空き家の活用事例=物販施設

広島県内で増える空き家問題を解決するアイデアとして、ほかの事例を見ることは参考になるものです。富山市内の土蔵を改修復元するなどして地域の町並みを整備し、物販施設などを運営している事例があります。

古い土蔵は使いようがないと思うのは土蔵を見慣れた人たちです。見たことがない人にとって土蔵は珍しいもので、内部はどうなっているのか、涼しいのか暑いのか、何に使っていたのか、などなど興味津々です。

古すぎるものが今の世代には新鮮に見えて関心を抱くのです。したがって、古いことは決してマイナスにはなりません。古さを活用すれば大きなプラスになるのです。

土蔵を宿泊施設にしたり本屋兼喫茶店にしたり工房にしたり酒屋にしたりと活用法はいくらでもあります。それは一般家屋と少し違う外見の土蔵だから注目を集めることができるわけです。

空き家と同じように土蔵も普段の維持管理が必要です。風を通して湿気を逃がし、周囲を清掃し、という定期的なメンテナンスをしておくことで、いつでもすぐに活用できるようスタンバイ状態にしておくのです。

空き家というと一般家屋のイメージがありますが、土蔵だって空いていれば空き家です。しっかりした維持管理をしたいものです。

 

0911月/16

空き家の活用事例=定年予備軍向け住居

団塊の世代を中心に定年を迎える世代を対象にした空き家の活用事例というか、誰に空き家を活用してもらうかという話です。仕事が現役のときは時間がありません。しかし、定年後は時間にたっぷり余裕ができるものです。

そんな世代が気ままに使える家として二つ目の家を持っても不思議ではありません。特に都会の居住者は緑や自然に囲まれた地方に憧れるものです。広島県内の空き家がある環境は自然に恵まれていることが多いのでぴったりです。

広島のような地方の空き家はけっこう広かったりします。これがまた都会の定年退職者には魅力に映ります。都会なら60~70平米くらいのマンションの一室が一般的ですから、100平米や200平米もある空き家はただただ「広い!」と感動されます。

空き家の床面積が広ければ広いほど感動を持ってもらえるのは間違いありません。とはいえ、やはり清潔感は必要です。電気や水道などが整備されていて、庭に雑草が生い茂ることもなく、手入れが行き届いているほうがもっと魅力的に見えるに違いありません。

空き家を売却するにせよ賃貸に出すにせよ、普段のコンデションを整えておくのは所有者の義務と言えます。

0711月/16

空き家の活用事例=ミュージアム

広島県内で増える空き家の問題を解決するためには所有者が「そんな使い方をしてみたい」と思うことができる参考例があると便利です。新潟県ですが、空き家をミュージアムとして活用する事例があります。

空き家の再生やリフォームの段階でアーティストが参加して、ミュージアムとしてリニューアルするのです。アーティストの作品を飾ったり、あるいはカフェを併設したりして、さらに物販も、と青写真は広がります。

地域の空き家がまとまることができれば、芸術を楽しめる地域として打ち出すことだできるかもしれません。空き家と廃校を活用した新潟の場合、25万人もの来場者を集めたそうです。

25万人の経済効果の大きさを考えると、広島県内でも知恵を絞ってやれることがまだまだたくさんあるはずです。

空き家を使って何をするか。空き家が1軒でできることは何なのか。空き家が複数ある地域でできることは何なのか。空き家をたくさん抱える自治体が中心になってできることは何なのか。こんな視点で考えると、これまで考えたことがなかった活用法が見えてくるかもしれません。

もちろん空き家の所有者が「こういうこと、できるんじゃないですか」と声を上げてもいいでしょう。広島県内の空き家活用を総力戦で頑張りたいものです。