Monthly Archives: 4月 2017

274月/17

『中央公論』4月号の特集も空き家

堅い雑誌として知られる『中央公論』の4月号が空き家問題を特集しました。広島県内の空き家を私たちは注目し、解決や改善のためにお役に立てるよう尽力していますが、東京も大変なようです。

とはいえ、目次を見た限りでは広島とちょっと状況が異なるようにも感じます。例えば「お台場の超高層マンションが『負け組』になる日」や「高島平、あの湾岸団地は10年後も健在か? 昭和の人気団地に忍びよる高齢化の影」という記事があります。マンションや団地を指しているのですね。

広島の場合は一般的に一軒家の空き家を言うことが大半ですので、東京の状況はやっぱり違う部分があります。なぜなら、マンションや団地などの集団住宅の場合、所有者が大勢いるので意思統一が容易ではないからです。例えば改修工事や建て替え工事などをしたいと思っても、所有者の一定割合の賛成がないと実施できません。

これに比べると一戸建ては容易です。所有者の判断で何とでもできます。だからこそ所有者の責任は軽くないのですが。

244月/17

空き家利用の改正法成立

自治体が空き家などを登録して、所得が高くない子育て世帯や高齢者に住まいを安く提供するという改正法が国会で成立しました。

この背景にあるのは、老朽化している全国の公営住宅をどうするかという問題と所得が低い人の住まいを解決するためにどうするかという問題、全国的に増える一方の空き家をどうすればいいかという問題があります。この3つの問題をまとめて解決するために考えられた制度です。

空き家であれば何でも自治体が登録するわけではありません。耐震性などが求められますし、朽ち果てた空き家の登録は難しいでしょう。

しかし、空き家のリフォーム費用や家賃などの一部に補助金が出ることになりますので、かなり積極的な空き家の有効活用が始まります。

公営住宅を建て直すより空き家を活用するほうが経済的にもいいという判断を国が下したわけで、これから空き家の利用が促されていくことになります。

となれば、ますます重要なのが空き家の巡回見回り維持管理です。空き家を普段からきれいにしておくことが第一歩です。借りる側から見れば、きれいな家の方がいいですよね。

広島県内にも空き家が数多くありますが、巡回見回り維持管理を専門業者に依頼してメンテナンスを怠らない所有者はまだまだ少ないのが現状です。これを機に専門業者に任せることをお勧めします。

184月/17

シェアハウスや民泊としての活用

広島県内でも増えている空き家。空き家だからこそ定期的な巡回見回り維持管が重要であることをこのサイトで言い続けてきましたが、『週刊SPA!』3月14日号は空き家の“活用法”を書いています。

何でも、都内の雑居ビルの空き室をシェアハウスにしたり民泊にしたりしているという話です。「それならごく普通のことでしょ」と思うかもしれませんが、実はこれ、雑居ビルの所有者に無断で勝手に“活用”しているのです。お客さんは主に中国人だそうですが、これで月額200万円の収入。とはいえ、無断で使っているのですから犯罪行為です。

なぜこんな“活用”ができるのかというと、
(1)雑居ビルの所有者が無関心
(2)巡回見回り維持管理をしていないからバレない
(3)需要がある
ということですね。

東京だけに通用する“活用”法ではないでしょう。県都広島市は人口100万人を抱えています。観光客も大勢来ます。こんな広島ならシェアハウスとしても民泊としても活用できないわけがないのです。

空き家を「負の財産」と見るのではなく、お金を生み出す「正の財産」と見ることで、活用法がいろいろと浮かんでくるのではないでしょうか。

114月/17

広島県の空き家を活用するために所有者が頭に入れておくべき基本情報

『週刊エコノミスト』4月4日号は「ハウジングプア」と題する特集を組みました。表紙には首都圏の空き家予備軍ランキングとしてワースト1位から3位の自治体名を挙げています。

注目すべきは「都道府県別の戸建て空き家予備軍」の表(31ページ)でしょう。「地方都市で、高齢化率と比べて戸建ての空き家予備軍の割合が多い都道府県」と「全国平均よりも、高齢化率が高く、かつ戸建ての空き家予備軍の割合も多い都道府県」、「大都市圏で、高齢化率に比べて戸建ての空き家予備軍の割合が多い都道府県」を抽出していて、広島県は最初の「地方都市で、高齢化率と比べて戸建ての空き家予備軍の割合が多い都道府県」に入っています。

この特集では空き家の現状についての解説や分析が中心ですが、空き家を住宅困窮者の住まいに活用する「住宅セーフティネット」が紹介されています。バリアフリーや耐震化をする際の融資を国は考えていくことになりそうです。

だとしたら、広島県内に空き家を持つ所有者はそういう動きを見据えながら維持管理をしていくといいでしょう。空き家の活用が日本全体で始まった時にすぐに対応できるよう、日々の巡回見回りや維持管理は欠かせません。もちろん自分でやるのが一番いいのですが、自分でできない場合は専門業者に任せることが大事です。